トーマス・ローレンス（Thomas Lawrence, 1769年4月13日 - 1830年1月7日）は、18世紀末から19世紀初頭にかけて活躍したイギリスの肖像画家です。
彼は主に華麗な肖像画で知られ、ロマン主義の時代において重要な画家の一人とされています。

生涯
トーマス・ローレンスはブリストルで生まれ、幼少期から絵画の才能を発揮していました。
10代で家族の収入を補うために肖像画を描き始め、早くからその技量が注目されました。
1787年にはロンドンに移り、王立芸術院（Royal Academy of Arts）で学びました。
1792年、当時のイギリス王ジョージ3世の宮廷画家であったジョシュア・レノルズの死後、その後任として宮廷画家に任命されました。
これによりローレンスは貴族や著名人の肖像画を多く手掛けるようになり、イギリス国内で名声を確立しました。
1820年には王立芸術院の会長に選ばれ、同年にナイトの称号を授与されました。
この時期、彼はヨーロッパ諸国を訪れ、ナポレオン戦争後のウィーン会議に参加した各国の指導者たちの肖像画を描くなど、国際的な評価も得ました。

額寸法★約43×61
作品寸法★約26×43


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