服部和三郎　【アルノ河の河原と女】
作家評価：美術名鑑 30号＝６０９万円
画伯は、藤田嗣治の技法から透き通るようなマチエールを受け継ぐと共に、ルネサンスや更にその源流である古代ローマなどの古典芸術からも多くを学びました。服部和三郎はこうした美術史の常套を踏まえながらも、それに固執することなく雅な色彩で写実し、それが本作品の最大の魅力になっています。この艶やかな光沢は、藤田嗣治の色調を彷彿とさせますが、それよりも更に大胆な画面構成が特徴的です。陰影のみならず布地の微妙な質感までを再現した具象の極致は、見ているだけでため息がでます。
1930年　兵庫県淡路島出身
　　　　大阪・信濃橋研究所に通う
1947年　京都市立身術専門学校油絵科（現・京都芸大）入学
1948年　大阪市立美術館付設美術研究所に入る
1950年　東京目白に移住
　　　　内田巌、竹谷富士雄(藤田嗣治の唯一の直弟子)に師事
1953年　新制作協会展初入選
1955年　新制作協会展新作家賞受賞
1963年　新制作協会展新制作協会賞受賞
1964年　新制作協会展会員に推挙(以降、毎年出品)
1971年　フランス・スペイン取材旅行
1973年　サンデー毎日美術館に掲載
1978年　フィレンツェ・ローマ取材旅行
1982年　日本画廊協会賞展奨励賞受賞
1997年　個展開催「服部和三郎自選展」（東京国際美術館）
2003年　個展開催（アートスペース・サンカイビ）
　　　その他個展多数開催（東京、大阪、淡路島など50回以上）
現在、新制作協会会員
所蔵　松岡美術館　他
古い別荘のお買取の際に買い上げた品物になります
古美術ですので新品と異なりますのでご理解頂ける方のみご購入の程宜しくお願いします。
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【額縁サイズ】
高さ70cm程
幅62cm程
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