髑髏(頭蓋骨)の置き物です。
昔、興味本位で大枚を叩いて買いました。
陶器製かと思いますが、何に使われたのか、結局用途は分からず仕舞いです。
横幅6cm×長さ9cm×高さ5cmほどで、掌に収まる位の可愛らしいサイズ感ですが、意外に造りは精緻です。
触った質感は素焼きのような土味がありますが、頭の部分は結構すべすべです。
今まで沢山の人が撫でてきたのでしょうかね。
全体は黒みがかっているのですが、使われていくうちに変色していったのか、後頭部周辺は元々の色と思われる茶色や肌色が覗いています。
中は空洞になっています。
頭部にはギザギザの縫合線を走らせて、前頭骨、頭頂骨、側頭骨、後頭骨を表現しています。
裏返してみてもつくりが複雑で、
卵円孔、鼻腔、破裂孔、舌下神経管も開けられています。
切歯孔まで穿たれてる。ひえぇ……細かい。
裏返さないと見えない部分なのに、
歯の何本かは敢えて？欠いています。
歯の部分だけ白く彩色されています。
床の間で幽霊の掛け軸の前に置いてみたり、玄関に置いて魔除けを期待したり、はたまた枕元に置いてみたり…
このドクロさんとは色々な過ごし方ができるのではないでしょうか。
値下げは考えておりませんが、お気軽にご質問ください。
カラー...ブラック