木村三山（きむら さんざん、1927年〈昭和2年〉生まれ 1988年〈昭和63年〉没）は、日本の書家であり、現代書詩の創始者として知られています。
彼は「書詩一体」の思想を掲げ、書と詩を融合させた独自の表現を追求しました。
その作品は、従来の書道の枠を超えた前衛的なものであり、反骨の精神を持つ書家として評価されています。
群馬県立近代美術館には、木村三山の作品が多数収蔵されており、彼の創作活動の幅広さと深さを示しています。
代表作には「いろはまんだら」「溶華1」「鎮魂(一)」「糸を吐く胸の笛」「二つの世界」などがあります。
また、彼の思想や作品に影響を受けた歌人・福島泰樹は、木村三山の死後、その精神を受け継ぎ、著書『無頼の墓』を刊行しました。
この書籍は、木村三山の反骨精神と芸術への情熱を伝える一冊として評価されています。
木村三山の活動は、書道界に新たな風を吹き込み、現代書の可能性を広げるものでした。
彼の作品や思想は、今なお多くの人々に影響を与え続けています。



表具寸法（軸先含む）★約39×200
本紙寸法★約35×137


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